旭川医科大学 旭川医科大学病院 腎泌器尿外科学講座

教授挨拶

ご挨拶

旭川医科大学腎泌尿器外科学講座のホームページをご覧いただき、ありがとうございます。

2025年5月1日より腎泌尿器外科学講座 (泌尿器科) の教授を務めます、沼倉一幸と申します。

泌尿器科の治療の対象となる疾患は、尿路生殖器の悪性腫瘍や良性疾患などを中心に、尿路結石や副腎疾患、男性機能障害、感染症そして腎不全などです。基本的に対象とする臓器は尿路生殖器ですが、治療に関連する多くの医学知識や技術の習得に努め、疾患を総体的にみられるよう研鑽に励んでおります。

尿路生殖器の疾患は高齢者に多いことが特徴で、人口構成割合の高齢化が進む日本では対象となる患者さんが依然として増えており、今後もこの傾向は続いていきます。したがって、人口減少が進む道東道北地域であっても、高齢者人口および尿路生殖器疾患はますます増えていくと予想されます。

このような状況の中で、私たちの目的は、「増加する尿路生殖器疾患に対し、標準治療だけでなく高度および先端治療まで旭川で完結できるような診療体制を整え続けること」とし、患者さんの望む人生を守り、私たち医療者にとってもやりがいと成長につなげたいと考えております。

最後になりますが、大学病院は医師の教育を担っています。協調性や共感力は医師にとって最も重要なものですが、受け身の姿勢では技術や知識は身につきません。少なくとも生涯にわたり第一線であり続けるためには能動的に学び続ける姿勢が必要です。そのために、患者さん一人一人の治療が自身の喜びであり成長になるような探究心を持つ医師を育てたいと思っています。

ご理解とご支援をよろしくお願い申し上げます。

教授 沼倉 一幸